原稿の作り方各種テンプレート・作成方法
中とじ本原稿の作り方
単色・2色コピー
原稿の作り方
持込み
用紙について
中とじ本原稿の作り方(Photoshop版)
表紙作成
下図のように、表紙+うら表紙(表1+表4)の見開きの状態で原稿を作成してください。
(例1) B5本(1ページの大きさがB5)の場合、表紙B5 + うら表紙B5 = B4の見開きデータ
(例2) A5本(1ページの大きさがA5)の場合、表紙A5 + うら表紙A5 = A4の見開きデータ
※表紙とうら表紙をバラバラに作成した場合は、貼り合せて1つのB4のデータにすれば問題ありません。
【解像度】カラー:300~350dpi/グレースケール・モノクロ二階調:600dpi
※カラーを350dpi以上で作成しても、データ処理に時間がかかるのみで、印刷の質はさほど良くなりません。
(特別な加工がされた高価な用紙を使わない限り、ミクロのレベルでトナー(インク)がにじむ為です)
【サイズ】原寸
トーンのモアレや細部のボヤケ防止のため、裁ち落とし線=印刷する用紙サイズ(仕上りサイズ)となるよう、原寸でデータをご用意頂くことをおススメします。
上下左右5mm程度の塗り足しがついた状態でデータをご用意下さい。
(クリップスタジオやコミックスタジオをご利用の際は書き出し時の出力範囲を「トンボの裁ち落とし」までに設定して下さい。)
表紙は他社様の印刷済み表紙などを使用して製本することが可能です。
※158g/㎡以上の厚紙や光沢紙は、複合機利用時に紙詰まりを起こす場合がございます。
その際はオンデマンド印刷機のみご利用可能となりますのでご了承ください。
本文作成
表紙と異なり、面付けせずに1ページずつの状態で作成してください。
※面付けは機械が計算して、自動的に処理をしてくれます。
【解像度】カラー:300~350dpi/グレースケール・モノクロ二階調:600dpi
※カラーを350dpi以上で作成しても、データ処理に時間がかかるのみで、印刷の質はさほど良くなりません。
(特別な加工がされた高価な用紙を使わない限り、ミクロのレベルでトナー(インク)がにじむ為です)
【サイズ】原寸
トーンのモアレや細部のボヤケ防止のため、裁ち落とし線=印刷する用紙サイズ(仕上りサイズ)となるよう、原寸でデータをご用意頂くことをおススメします。
上下左右5mm程度の塗り足しがついた状態でデータをご用意下さい。
(クリップスタジオやコミックスタジオをご利用の際は書き出し時の出力範囲を「トンボの裁ち落とし」までに設定して下さい。)
中とじ本の場合、本文のページ数は4の倍数(4、8、12、16、20、24…)である必要があります。
4の倍数でない場合、足りない分は最後に白ページ(白紙)が入りますのでご注意ください。
(例1) 本文10ページの場合、11ページ目と12ページ目が白紙になります。
(例2) 本文9ページの場合、10ページ目と11ページ目と12ページ目が白紙になります。
ファイル名をつける
ファイル名は表紙やページ数がひと目でわかるようにつけてください。
× 悪い例 | ○ よい例 | ○ よい例 |
ページの順番が判りません。 | このようにページの順番が判るように連番を入れてください。 |
画像の統合
セリフ等の文字(写植)は使うパソコンに依存するため、「自宅パソコンの時と文字の形(フォント)や大きさが違う!」というトラブルが発生する可能性があります。
※普段使いなれているフォントが、当店のパソコンには入っていない場合が多々あります。
必ず画像を統合したデータをお持込みください。
また、画像を統合すると以後修正が出来なくなるので、万一に備えて、統合前のデータも一緒にお持込みください。
この作業を行うと、今後文字や絵の修正が出来なくなります! 最後の最後に原稿が完成してから行ってください。
しかし!! 後々誤字脱字を発見したり、トーンやベタの忘れに気付くこともあるので、必ず統合前のデータを別フォルダやUSBメモリー、CD-R等にコピー(バックアップ)をしてから画像の統合を行ってください。
また、来店後や印刷後にミスに気付くケースが非常に多いので、画像を統合したデータと、統合する前のデータ(バックアップ)の両方を持ってご来店ください。
≪画像を統合する方法≫
①PSDファイル一式をバックアップ(別の場所にコピー)したら、Photoshopで開きます。
②上部のメニューバーより「レイヤー(L)」→「画像を統合(F)」をクリックします。
③上書き保存します。
④上記の作業を全ページ分行います。
本文用紙について
当店に備え付けの用紙は65g/㎡の普通紙となります。(コンビニ等のコピー機に入っている紙とほぼ同じです。)
販売している用紙はコチラをご参考下さい。
お持込み用紙を使用される場合は、必ず「レーザープリンタ対応」または「コピー機対応」とパッケージに書かれたものをご用意ください。
特に「インクジェット専用」や「インクジェット対応」と書かれた用紙は当店では印刷できませんのでご注意ください。
(インクジェット専用紙にはトナーが浸透しないため、汚れが出るばかりでなく、機械が故障します)
持ち込み用紙についてはコチラをご参考下さい。
ご不安な方は購入の際、店員の方に「コピー機で使えますか?」と聞いてみてください。
また、あまり厚い用紙ですと自動製本が出来ない場合があります。
本文128g/㎡(110kg)、表紙158g/㎡(135kg) 程度が安全に製本できる用紙の厚さです。
※製本をしない場合は300g/㎡(256kg)まで印刷可能です。
また、お持込みの用紙(特に厚紙)は紙詰まりを起こしやすいため、使用予定枚数よりも1~2割程度多い枚数をお持込み頂くことをお勧めします。
持込み可能なメディア
当店のパソコンでは下記のメディアの利用が可能です。
・ディスク系
CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD-R(DLを含む)、DVD-RW、BD-ROM、BD-R、BD-RW
※MO、Zipは非対応
・USB接続系
USBメモリー、USBハードディスク
・SDカード系
SD / SDHC / SDXCカード
※microサイズを含む(miniのみアダプタの持参が必要です)
・CF系
コンパクトフラッシュ、マイクロドライブ
・メモリースティック系
メモリースティック、メモリースティックPRO (メモリースティックDuo / PRO Duoはアダプタの持参が必要です)
【危険!オンラインストレージ】
近年、オンラインストレージ(Giga File便、firestorage、Googleドライブ、DropBox…など)でデータをお持込み頂くお客様がいらっしゃいます。
非常に便利なサービスですが、「データが破損していた」「ダウンロードに時間がかかり過ぎた」などのトラブルが多発しております。
特にイベント直前のコピー本データでは上記のトラブルが致命傷となるケースが多く見受けられます。
オンラインストレージはあくまで「バックアップ」と考えて、下記のことにお気を付けください。
①オンラインストレージはあくまで「バックアップ」。必ずUSBメモリやCD-Rでデータをお持込みください。
②アップロード中はファイル操作(アップロード中のファイルをコピーする等)を行わない。インターネット回線に負荷(動画サイトを見る等)をかけない。
③アップロードしたデータはご面倒でも一度ダウンロードして、正常に開けるか確認をする。
単色コピー原稿の作り方
RICOH imagio MP C6502 / C6001 では1面15円で単色コピーをすることができます。
また、オンデマンド印刷RICOH ProC5100Sでは、1面20円で単色コピーをすることができます。
RICOH 複合機 | RICOHオンデマンド機 |
---|---|
1枚片面 15円(税込16.5円) | 1枚片面 20円(税込22円) |
ただし、コピー時のみの料金となりますので、Photoshop等のデータ原稿をお持ち頂いた場合は、一度白黒プリント出力を行い、その原稿を元に単色コピーを行うことになります。
(パソコンから直接単色出力をすると、カラー料金(1面50円)の扱いになってしまいます)
イエロー | やまぶき色 | ベージュ | オレンジ | レッド |
---|---|---|---|---|
ワインレッド | マゼンタ | ピンク | パープル | ブルー |
グリーン | ライトグリーン | エメラルド | シアン | マリンブルー |
原稿作成
原稿はグレースケール、またはモノクロ2階調で作成してください。
例え、シアンで単色コピーをする予定であっても、原稿はグレースケールまたはモノクロ2階調で作成します。
(カラーで原稿を作成すると、機械内部で画像処理を行う際に、薄く判定されてしまうことがあるためです)
○ よい例 |
× 悪い例 |
2色コピーの原稿の作り方
RICOH imagio MP C6502 / C6001 では1面15円で単色コピーをすることができます。
また、オンデマンド印刷RICOH ProC5100Sでは、1面20円で単色コピーをすることができます。
RICOH 複合機 | RICOHオンデマンド機 |
---|---|
1枚片面 15円(税込16.5円) | 1枚片面 20円(税込22円) |
ただし、コピー時のみの料金となりますので、Photoshop等のデータ原稿をお持ち頂いた場合は、一度白黒プリント出力を行い、その原稿を元に単色コピーを行うことになります。
(パソコンから直接単色出力をすると、カラー料金(1面50円)の扱いになってしまいます)
利用する色は、単色で選べる15色にブラックを加えた計16色から2色を選びます。
色のサンプルはこちら
原稿作成
先に説明した通り、多色で作成すると意図したような仕上がりにならないことが多く、グレーに近い薄いシアンや薄い紫色は薄い黒と誤判定されてしまうことがあります。
従いまして、2色コピーの原稿は仕上がりの色に関係なく、黒色と赤色の2色で作成してください。
2色コピー推奨原稿の例
2色コピー時に、黒色は○○色、黒色以外(赤)は●●色と設定をして印刷を行います。
※黒色と赤色にする理由は、彩度の差が大きいため、薄い部分も誤判定されることが少ないためです。逆に紫、シアン、茶色、イエローは誤判定が多くなるので原稿に使用しないでください。
黒→黒 黒以外→パープル |
黒→黒 黒以外→オレンジ |
黒→黒 黒以外→シアン |
黒→黒 黒以外→ピンク |
---|---|---|---|
黒→マゼンタ 黒以外→ブルー |
黒→赤 黒以外→グリーン |
黒→シアン 黒以外→黒 |
黒→オレンジ 黒以外→マゼンタ |
※原稿に黒色と赤色を使うことで、背景のマンガのように薄い色の部分でも誤判定されることなく、指定した2色で印刷することができます。
2色の指定方法・判定基準
印刷所に提出する時は「1つめの色の原稿」と「2つ目の色の原稿」と2種類の原稿を用意することが多いですが、当店の場合は1つの原稿で2色分を指定します。
機械は①黒色の部分、②黒色以外の部分を判定して、それぞれを指定した色で置き換えて印刷を行います。
(例1) 黒色の部分を黒、黒色以外をピンクと指定して2色コピーした場合
赤色の「2色」と青色の「コピー」は、色彩を取り除くと同じ輝度なので、同じ濃さのピンクになります。
また、色彩を取り除くとオレンジよりもグリーンの方が輝度が低いので、濃いピンクになります。
黒色の「サンプル」は黒を指定したため、そのまま黒で印刷されます。
(例2) 黒色の部分をシアン、黒色以外をピンクと指定して2色コピーした場合
例1と同じようにピンクの部分は印刷されます。
こちらの例では、黒色の部分をシアンに指定したため、「サンプル」がシアンになります。
上記の例でもわかるように、多色で作ると思いがけない仕上がり(赤と青が同じ色になってしまう、オレンジよりもグリーンの方が濃い色になってしまう等)になることが多いため、2色コピーの原稿は仕上がりの色に関係なく、黒と赤のみでご用意することをお勧めします。
持込みの用紙について
当店の複合機、オンデマンド印刷機はレーザーゼログラフィー形式を採用しております。
コピー機やレーザープリンタと同じ原理ですので、インクジェット専用紙やPP加工がされた紙等には印刷ができません。
※トナー(インク)が浸透せずに、用紙や機械内部を汚してしまい、定着装置が故障するためです。
使用できない用紙
インクジェット専用紙、インクジェット対応紙
下の表に代表的なインクジェット専用紙を掲載します。実際には多くのメーカーから、類似製品が発売されておりますので、購入時に確認が必要です。
特に「光沢紙」や「写真○○」、「フォト○○」、「ファイン○○」という名前の用紙は、大多数がインクジェット専用紙なのでご注意ください。
×印刷できません | ×印刷できません | ×印刷できません | ×印刷できません |
Canon 写真用紙・ 光沢紙・ プロフォトペーパー 全般 |
FUJIFILM インクジェットペーパー 超光沢紙 全般 |
FUJIFILM インクジェットペーパー 高級光沢紙 全般 |
KOKUYO インクジェットプリンタ用紙 全般 |
×印刷できません | ×印刷できません | ×印刷できません | ×印刷できません |
EPSON スーパーファイン・ 光沢紙・マット紙 全て |
EPSON 写真用紙 全て |
サンワサプライ インクジェット用 スーパーファイン系 全て |
ELECOM スーパーファイン・ 写真用紙・光沢紙 全般 |
厚すぎる紙、薄すぎる紙
(例)ダンボール、極薄の和紙、薄手(90g/㎡未満)のトレーシングペーパー、ティッシュペーパー 等
PP加工された用紙
(例)表面にビニールのようなコーティングのある紙 等
使用できる用紙
コピー機、レーザープリンタ対応用紙
パッケージに「コピー対応」、「レーザープリンタ対応」と明記されている用紙でしたら、確実に印刷することができます。下の表に代表的なコピー機/レーザープリンタ対応紙を掲載します。実際には多数のメーカーから発売されております。
○印刷できます | ○印刷できます | ○印刷できます | ○印刷できます |
KOKUYO カラーレーザー&カラーコピー セミ光沢紙 (中厚口、厚口) |
KOKUYO カラーレーザー&カラーコピー 光沢紙 |
KOKUYO カラーレーザー&カラーコピー マット紙 |
サンワサプライ カラーレーザー用 フォト光沢紙 |
○印刷できます | ○印刷できます | ○印刷できます | ○印刷できます |
ナカバヤシ コピー&プリンタ用紙 カラータイプ(全色OK) |
ナカバヤシ インクジェット・レーザー用 自分でつくるクラフト紙 |
ナガトヤ カラーペーパー 中~特厚口 (最厚口は製本には不向き) |
ナガトヤ 和み紙 |
一般的な上質紙
画材屋で販売されている上質紙。色つきでも大丈夫です。
本文128g/㎡(110kg)、表紙210g/㎡(180kg) 程度が安全に製本できる用紙の厚さです。
※製本をしない場合は350g/㎡(300kg)まで印刷可能です。
中厚~厚口のトレーシングペーパー
90g/㎡以上の厚さのあるトレーシングペーパーなら印刷可能です。
※90g/㎡未満の場合は印刷できません。
市販の物の一例はこちらをご確認ください。